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教授のコラム

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「結婚」それは、ある時期が来たら人間だれしもするのが当たり前!だと思われていた時代がありました。ついこの前までそんな時代だったような気がします。しかし、いつの間にか社会の変容とともに「結婚」は人生を過ごす中での一つの選択肢として考えられるようになってきました。

結婚は嗜好品!?どういうこと?

「結婚は、生活必需品ではなく、嗜好品?」と少子化ジャーナリストの白川桃子さんは述べています。必要欠くべからざるものではなくなったということです。では、現在の日本における結婚の状況をデータで見てみましょう。婚姻件数と婚姻率(図1)ともに1972年をピークに1987年まで一気に減少しています。

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1972年は婚姻率10.4%でしたが、1987年は婚姻率5.7%になっています。婚姻件数は36.7%、婚姻率は45.2%減少したことになります。1990年から2000年にかけて若干上昇しつつ横ばい状態でしたが、2000年を過ぎるとじりじり減少しています。2015 年の婚姻件数は 635,096 組となり年々最低を記録している状況です。 zu-2また、年齢別未婚率の推移(図2・図3は)は男性も女性も1975年頃からどの年齢も上昇しています。男性の30~35歳の未婚率は47.3%と半数近くが未婚です。女性の30~35歳は、34.5%が未婚となっています。なぜ、このような状況になっているのでしょうか。結婚は個人の時間やお金、人間関係のわずらわしさなど自由を拘束することがあり、自由を奪われたくないと考え希望しないという人も少なからずいると思います。しかし、未婚者の多くは結婚を望まないのではなく、結婚したいと思っているけれどできない人です。理由は収入が不安定、出会いがない、理想と現実のギャップ、親の問題など様々あります。婚活アドバイザーの山田由美子さんは「結婚できない理由は統計で答えが出ている」として特に未婚率の高い男性について次のようにあげています。

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  • 結婚願望があまりない人
  • 独善的過ぎて一方通行な人
  • 家族と距離が近すぎる人
  • もてるだけで満足している人
  • 自分では動こうとしない人
  • 女性に慣れていないのに素直になれない人
  • 腹をくくれていない人

これらの内容は、今回実施した「山県市の結婚に関する調査」結果からも現れてくるものがあると思います。例えば3~4割ほどの男性が、「結婚する必要性を感じない」「独身の自由さ・気楽さを失いたくない」「趣味や娯楽を楽しみたい」と考えていたり、親と同居しているので特に不便を感じていなかったり、相手と出会う機会はほとんどない状態であるにもかかわらず、特に何もしていない人が7割近くいます。

男性は3人に1人、女性は4人に1人

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生涯未婚率(図4)を見ても1985年頃からそれまで女性の方が高かった未婚率が男性と入れ替わり、男性の生涯未婚率が急激に上昇し、2010年に20%を超えました。今後もますます高くなっていく可能性があり、2030年には男性の3人に1人が、女性の4人に1人が生涯独身と予想されています。
また、初婚年齢の推移(図5)をみると、1995年頃から上昇し2011年頃からは横ばい状態です。2015年は男性31.1歳、女性29.4歳となっています。

結婚できないのは親のせいなの!?

これらの状況から日本全体が、未婚化・晩婚化の方へ向かっており、結婚はやはり個人的なものとして考えられているようです。 また、未婚子をお持ちの親世代の方々も、「結婚してほしい」という願望はかなり強いにもかかわらず、結婚は「子どもに任せている」と答えた方は8割近くいらっしゃいました。最近は親の婚活や代理お見合いといった親同士の交流会やセミナーなども各地で催されていると聞きます。本人に任せていてもなかなか進展しない結婚、ある程度まわりでサポートすることが必要なのではないでしょうか。

親のための結婚セミナーもあります。

山県市のように市をあげて多様な支援を行う自治体もありますので、様々なイベントに参加してみるのも第一歩だと思います。また、親御さんからも本人に任せるだけでなくぜひ勧めて頂けるとよいのではないでしょうか。今や「婚活」しないと結婚できない「時代」 なのです。